第2回/2024.11.29(金)開催
エンジニアリングされる感覚と感性:
VRデバイスと椅子の交差から
※ ご参加ありがとうございました。
開催概要
日時:2024年11月29日(金)14:00~15:30
参加:ライブ/ウェビナー 配信
参加申込フォーム:終了しました
※お申し込みと同時にワークショップの視聴参加用URLが表示されます。
登壇者(敬称略):
牧野泰才 東京大学 大学院新領域創成科学研究科 複雑理工学専攻 准教授(触覚情報処理、触覚インタフェース)
安琪 東京大学 大学院新領域創成科学研究科 人間環境学専攻 准教授(実環境ロボット情報学、リハビリテーション)
コーディネータ:
福永真弓 東京大学 大学院新領域創成科学研究科 社会文化環境学専攻 准教授(環境倫理・環境社会学)
グラフィックレコーディング:
グラフィックカタリスト・ビオトープ (松本花澄 / 佐久間彩記)
プログラム(予定・敬称略)
14:00 オープニング:福永真弓 先生
お話①: 牧野泰才 先生
お話②: 安琪 先生
対談: 牧野泰才 先生 x 安琪 先生 (コーディネータ 福永真弓 先生)
次回に向けて:福永真弓 先生
15:30 終了
エンジニアリングされる感覚と感性:VRデバイスと椅子の交差から
第二回は、触覚再現をおこなう仮想現実技術の研究者と、身体の運動メカニズムに働きかけるモノ・環境の研究者の対話から、感覚と感性のエンジニアリングがもつ倫理的課題について議論します。
見る、聞く、臭う、触る、味わう。こうした感覚は、模倣し再現する技術によって機械によって代替され、拡張され、私たちの身体性をも塗り替えようとしています。それにより、対人間、対環境の心身のインターフェースも大きく変わろうとしています。
立つ、座る、歩く。私たちの基本的な動作は、感覚と感性に支えられていますが、感覚と感性もまた、完全に周囲の環境から独立してあるわけではありません。まわりにあるモノや環境によって知覚や行為をうながされる動作のメカニズムを応用し、モノや環境をデザインすることもあたりまえになっています。
感覚と感性をエンジニアリングする技術は、私たちの日常生活に浸透し続けています。こうした身体への介入、あるいは身体と人工物のハイブリッド化は、私たちの主体性や自由意志にどのような変化をもたらすのでしょうか。無意識下の介入も含めて、私たちの感覚や感性がかつてなく動員されるとき、私たちの身体性はどのようなものになるのでしょうか。
また、感覚と感性のエンジニアリングは、嗜好から空間まで、さらなる個人化とカスタマイズ文化を助長することが予測されます。しかしながら同時に、のぞまれる身体、生活のかたち、よき生のあり方、ひいては共感覚まで、介入にはめざす方向性があり、ゆえに全体主義的でもありえます。
牧野先生と安先生の対話から、感覚と感性のエンジニアリングについて考えてみましょう。
グラフィックレコーディング:
過去の作品はこちらのページ をご覧ください。
録画公開:
ワークショップ当日の撮影配信動画をこちらで公開しています。
ご参加いただいた皆様へ
アンケートにご協力いただき、ご意見ご感想をお聞かせください。
頂戴したご意見ご感想は今後の参考にさせていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。